西堀病院リハビリ課のブログ 西堀病院リハビリ課のブログ

カテゴリー: リハブログ

  • 新年度を迎えて

    2022年04月13日

    卒業や入学など、人生の転機が多い春。社会人デビューもその一つの出来事ではないでしょうか。さて、西堀病院リハビリテーション課にも4月から新たに8名のスタッフが入職してくれました。新入職員の表情からは、新たな環境への期待や不安など様々な感情が伝わってきました。「西堀病院に来て良かった」と思ってもらえるように、スタッフ全員で大切に育成していきたいと考えています。

    写真は看護部の職員と合同で「移乗研修」を行った際のものです。これからも連携を大切にしながら、患者様により良い支援が提供できるよう努めていきたいと思います。

    院内リハビリテーション課課長 寺田(言語聴覚士)

  • 第5回 西堀学会開催

    2022年03月11日

    理学療法士を中心に始まった西堀学会も5回目を迎え、今年は作業療法士、言語聴覚士も加わって、より充実した研修の場となりました。

    当初、対面での開催を企画していましたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、急遽、オンラインでの開催としました。

    エントリーされた演題は全9演題。演題名と発表者をご紹介します。

    生活行為向上マネジメントを用いて買い物へ行けることを目標とした症例~コロナ渦での外出機会の検討~ 野崎達貴(作業療法士)

    干渉電流型低周波治療機器(ジェントルスティム)を使用することでお楽しみレベルの経口摂取が可能になった症例 渡辺光陽(言語聴覚士)

    ハンドヘルドダイナモメーターを用いた股関節伸展筋力計測方法の検討~台固定法の再現性及び妥当性の検証~ 金子優貴(理学療法士)

    右TKAの患者様の歩行再獲得を目標に介入した症例 中山晶華(理学療法士)

    回復期病棟脳卒中患者の運動機能が食事に及ぼす影響~退院時における経口摂取に関連する因子の検証~ 笹森公平(理学療法士)

    回復期脳卒中患者の自宅退院に影響を及ぼす因子 小笠原啓太(理学療法士)

    10年ぶりに屋外活動に参加した症例~屋外活動と生きがいの関係性~ 永井裕之(理学療法士)

    進行性疾患の利用者への訪問リハ~在宅生活を続けていくためにすべきこと~ 藤下凌(作業療法士)

    一般病棟患者の転帰先についての検討~入院の有無による患者の比較~ 吉田嘉樹(理学療法士)

    どの発表もリハビリの質を高め、より良いリハビリテーションを患者さま、利用者さまに提供しようという熱い発表でしたが、学術奨励賞は伊丸岡の独断と偏見で中山さんとさせていただきました。今回の経験を糧に今後も頑張ってください!

  • 密にならない交流を!リハビリテーション課リモート忘年会!!

    2021年12月24日

    12月も残すところあと少しとなり、新年に向けて大掃除や仕事納めなどに忙しくなる時期となりました。西堀病院では毎年全職員が集まる忘年会を恒例としていたのですが、新型コロナウイルスの感染を予防するため、今も尚自粛の対応を取っています。そのような状況だからこそ、一層職員間での交流の大切さを身に染みて感じます。

    そこで、私たちリハビリテーション課一同は、リモートを使用した画面上で集まる忘年会を企画し、開催いたしました!それぞれ職員が自宅から参加し、余興やビンゴ大会などの催し物も大いに盛り上がりました(ご近所の迷惑にならないよう節度は守っております)。また、画面越しだからこそ若手の職員が上司と話しやすい一面もあり、直接集まるよりもリラックスして話しているようにも窺えました。

    これからも感染対策を職員一人一人が行っていく必要がありますが、その中でも今回のような楽しみも見つけながら、明るい気持ちで皆様とリハビリテーションに励んでいけたらと思います。

    忘年会で談笑しているひと時

     

    主任 北 耕輔(理学療法士)

  • 第74回道南医学会大会

    2021年12月09日

    令和3年11月20日ホテル函館ロイヤルにて第74回道南医学会大会が開催され、その学会に研究発表をしてきました。当院ではリハビリテーション課・理学療法士3名が発表を行い、私は「回復期リハビリテーション病棟に入棟した脳卒中患者の運動機能が日常生活自立度に及ぼす影響~退院時における運動FIMと身体機能評価の関連性~」のテーマで発表をしてきました。内容としては、入院して退院するまでに日常生活動作を自立できるようになるには歩行だけでなく、複合的なバランス能力が必要であるという結果となり、退院してから自宅で生活するためにも歩行やバランス能力が必要不可欠であると改めて考えられました。

    また、最近まではリモートでの学会や勉強会が主でしたが、久しぶりの対面であったため、対面ならではの空気と適度な緊張感を味わうことが出来ました。これからも今回と同様な対面での学会や勉強会が増えてくれることを願っています。

     

    ↓先日の学会の様子です。

     

     

     

     

     

    主任 小笠原 啓太(理学療法士)

  • リハビリ在宅部門 連携に向けた報告会開催

    2021年11月19日

    季節も秋から冬へ、朝晩の冷え込み増して参りました。

    寒暖差がある季節、皆様方も体調管理にはお気をつけください。

     

    11月18日(木)リハビリテーション課で在宅リハ部門による研修参加報告及び、連携促進に向けた事例報告を開催致しました。

     

    「地域リハビリテーション」に基づいて

    当院での地域活動の振り返りや私たちができることを踏まえて

    ~永井裕之(通所リハ PT)

     

    「院内-訪問の連携」について、

    院内リハから在宅へ繋げられなかった事例と、訪問リハに繋げ卒業に至った事例

    ~木村千智(訪問リハ PT)

     

    ↓開催前。姿勢を正して気合注入!

     

     

    ↑開催中。多くのスタッフが参加。

     

    院内・在宅リハスタッフが参加し、在宅を見据えた目標に沿ってリハビリを考える良い機会でした。

    今後もタッフ一同連携強化を図って参ります。

     

    訪問リハビリ 主任 宇野静典(作業療法士)

  • 予演会

    2021年11月17日

    令和3年11月20日(土曜日)ホテル函館ロイヤルにて第74回道南医学会大会が開催されます。

    道南医学会大会では毎年多くの西堀病院スタッフが発表していますが、残念ながら昨年は新型コロナウイルスの影響により中止となってしまいました…。

    今年発表する3名は、昨年発表予定だったスタッフの分も頑張ってください!

     

    演題

    回復期リハビリテーション病棟に入棟した脳卒中患者の運動機能が日常生活自立度に及ぼす影響~入院時における運動FIMと身体機能評価の関連性~ 笹森公平(PT)

     

    回復期リハビリテーション病棟に入棟した脳卒中患者の運動機能が日常生活自立度に及ぼす影響~退院時における運動FIMと身体機能評価の関連性~ 小笠原啓太(PT)

     

    最大一歩幅の信頼性の検証 佐藤嶺(PT)

     

    ↓先日実施した予演会の様子です。

     

     

     

     

    リハビリテーション次長 伊丸岡(作業療法士)

  • オンラインでの就職説明会を行っています

    2021年10月29日

    コロナ禍で直接顔を合わせた就職活動が難しくなっており、多くの学生さんが不便を感じていることと思います。そこで人生の分岐点とも言える大切な就職説明会を、当院では可能な限りサポートできるよう、オンラインの形式でも開催しています。オンラインで顔を合わせながら説明を受けたり、病院内外の希望する場所を簡単にお見せすることも可能です。また、感染状況によっては通常通りの病院見学も検討しますので、当院に興味のある方は、お気軽に下記の担当者までお問い合せ下さい。

     

    〔担当〕リハビリテーション課 伊丸岡(いまるおか)

    0138-52-1531

     

    <移動して希望する場所をお見せします>

    <リハビリ棟の外観です>

    <リハビリ室内の様子です>

    <ADL室の様子です>

    在宅リハビリ課長 寺田(言語聴覚士)

     

  • 北海道医療新聞にボッチャが取り上げられました

    2021年10月28日

    いよいよ寒い冬が近づき、朝晩もめっきり冷え込んでまいりました。すっかり鍋料理が恋しい季節になりましたね。さて、今回は以前当ブログにも紹介した『院内デイケアでのボッチャ』の取り組みが、2021年10月22日の北海道医療新聞に掲載されました。

    パラリンピックでも話題となった競技という事もあり、参加者、スタッフも盛り上がりを見せておりました。

    今後も、楽しめるような活動や競技性のある活動、優勝者には金メダル?等の企画を進め『院内デイケア』を盛り上げていきたいと思います!

    係長 村山 剛志(作業療法士)

  • 嚥下リハビリ用低周波治療器を導入しました

    2021年10月08日

    筋に対する電気治療は主に整形外科等で行われているほか、今では電気屋さんに様々なタイプの家庭用治療器が販売されているので、一般家庭でも気軽に使用されています。

    電気治療は身体に電流を流すことで筋肉を動かし、痛みを和らげたり、疲労回復、血行促進などの効果が期待できます。低周波を神経や筋に流すことで筋肉が伸びたり縮んだりするので、筋力トレーニングと同時に使用するとトレーニングの補助にもなります。

    この度当院で導入した低周波治療器postimはこれまでに販売されている治療器にはなかった喉や顔面の筋肉にも使用できる電極パッドや喉の筋力トレーニング専用の器具がついています。高齢者の嚥下障害の多くは喉の筋力低下によるものなので、この低周波治療器を使うことで嚥下リハビリの効果を高める事が期待されます。

    さて当院では「最近むせるようになった」「食後に痰がでる」など飲み込みに不安を抱えた患者様に対し、摂食嚥下機能評価入院も受け付けております。3~5日の入院で嚥下やお口の状態、身体機能、栄養状態などを専門スタッフが評価し、安全に食べ続けるためのアドバイスを受けることが出来ます。機会がありましたら是非ご利用ください。

     

     

    主任 松島 環(言語聴覚士)

  • 院内デイケアに “ボッチャ” 導入!

    2021年09月16日

    少しずつ秋の風を感じるようになってまいりました。今年の大きな世界的イベントとして東京2020オリンピック・パラリンピックがありました。初めて導入される競技も多く日本人からも多くのメダリストが誕生しました。そこで、皆さまに質問です。“ボッチャ”というスポーツをご存じですか?ボッチャは身体機能障がいのある方のためにヨーロッパで生まれたスポーツです。車いす上から数m先に置かれた白いボールにどれだけ自分の投げたボールを近づけられるかを競うスポーツです。個人戦・ペア戦・団体戦で日本代表は金・銀・銅のメダルを1つずつ獲得しました。そして、この度、当院リハビリテーション課ではボッチャの競技セットを購入しました!

    当院では入院患者さまを対象に週に3回ほど院内デイケアというイベントを開催しております。個別リハビリテーションだけではなく、日中の病棟での離床機会の延長や、しりとり、塗り絵や集団体操等を実施し、できるだけ病棟で寝ている時間を減らし、活動量を高めていくことを目的とした取り組みです。今月から、この院内デイケアにボッチャを導入してみました。今までのレクリエーションとは違い、対戦という競技要素が強いためか、とても真剣に取り組まれておりました。参加者の皆さまは自分なりの投球フォームで投球されており、「こんな投げ方もできるのか!?」「そんなに強いボールを投げられるんだ!!」というような発見も多く、スタッフサイドでも驚きがありました。参加者の皆さまからは「とても楽しかった」という感想が多く聞かれており、今後はチーム戦などと少しずつ運用方法にも工夫を加えていきたいと考えております。感染対策を徹底した上で、少しでも入院患者さまの身体的・精神的な面に対してサポートできる取り組みを今後も考えていきたいと思います。

     

     

    係長 佐藤 嶺(理学療法士)