院内感染と院内感染防止対策

院内感染とは、市中感染の院内侵入や様々な要因により院内で感染症が発生すること、そしてこれらが広がっていくことを指します。院内で確認された感染症が伝播、拡大しないように講じる対策が院内感染防止対策です。
病院を受診される患者様の病気は多種多様ですが、その中には伝染性の疾患（各種感染症）も多数含まれています。一方で外来診察を受けられた患者様、入院されている患者様は罹患している疾患や治療によって通常より免疫力が低下している場合も多いのです。つまり、色々な感染症にかかってしまうリスクが通常より高いと考えられます。これらの患者様がさらに感染を被ることのないように様々な施策を試みています。

院内感染防止対策の取り組み

患者様、来院者各位に対しての広報活動

• ■感染防止に最大の効果がある「手洗い」、「手指衛生」について理解し、実践していただくために院内に手洗いやアルコ－ル含有擦り込み式手指消毒の使用手順を示したポスタ－を掲示します。
• ■感染症の流行期には院内各所に注意喚起文書を掲示します。（手洗い励行、マスク着用、咳エチケット、面会制限等）

職員、関係者に対して

• ■感染症発生の状況把握及び分析。
• ■院内感染予防対策を周知徹底し、暫時見直す。
• ■院内を巡回して予防策の実施状況を確認する。
• ■必要時具体的対策を追加、実施確認する。
• ■職員全体を対象として感染症関連の研修会・講習会を行い、意識、知識の向上を図る。（院内感染対策部門より）

患者様はもちろん、ご家族やお見舞いに来られる方々、さらには職員、関係業者やその家族等すべての人が感染症にかかる可能性があります。そのため当院では関係する全ての人々の感染症罹患を予防し、感染症発生時には速やかな対応をとって安心して治療を受けていただける環境を整備するよう心掛けています。病院一体となって取り組んでいますので不安なこと、ご質問等がありましたらお近くの職員までお気軽にご相談ください。

院内感染制御チ－ム（ＩＣＴ）