カテゴリー: リハブログ
PT勉強会 脳画像の見方!
2023年08月10日
コロナ禍により集団での勉強会が実施できていませんでしたが、感染対策も一部緩和され対面での勉強会も開催されるようになってきました。
当院では、今年度より若手教育やリハビリスタッフの研鑽により力を入れていきたいということでPT勉強会を企画・開始しています。
PTスタッフにアンケートを実施した所、脳画像の見方についての勉強会の希望が多かった為、今回はPT小笠原主任より、脳画像の見方についての勉強会を開催しました。内容としては、脳画像の基本的な見方や運動麻痺・高次脳機能障害の見方、実際の症例を通した脳画像の活かし方について説明していただきました。若手スタッフを中心に熱心に学ぼうとする様子が見られておりました。引き続きPT勉強会を開催し、スタッフ一同スキルアップすることで患者さまに質の高いリハビリを提供できるよう努力していきます。
院内リハビリテーション課 主任 松本考拓(理学療法士)
第46回 全国デイ・ケア研究大会2023 in 八王子へ参加
2023年08月08日
今年は暑さの厳しい夏となっております。函館の気温も30℃を超え、慣れない暑さに体力を奪われるスタッフも多く見られております。そんな中7月21日、22日に開催された第46回 全国デイ・ケア研究大会に参加するため、東京都八王子市へ行ってきました。全国デイ・ケア研究大会は全国の通所リハビリテーション事業所で働いている方々が、さまざまな取り組みや研究報告を行う大会であり、当事業所においても取り入れられる「何か」を探すためにしっかりと学んできました。東京は暑い!私が八王子市に到着した時点では32.5℃!できるだけ屋外を避け、室内を中心に移動することで太陽を凌ぎました。基調講演では令和6年度のトリプル改定に関する最新の情報や科学的介護の活用といったテーマの講演を聴講し、非常に参考になりました。ですが、学会の醍醐味と言えばやっぱり一般演題です。口述演題、ポスター演題を含め、さまざまな取り組みや活動成果の報告を拝聴でき、当事業所の更なる施策を検討する上で参考となりました。また、学会参加には、もう1つの目的があり、次回、第47回 全国デイ・ケア研究大会2024の開催地は北海道札幌市となります。私たちも運営サイドとして貢献するために大会の流れを学ぶことができたため、次回開催に向けて少しずつ準備を進めていきたいと思います。
大会後は夕食を食べに行きました。学会へ協賛された飲食店が多数あり、街として学会を盛り上げていると感じました。店を出る時に突然のスコール!そんな天候の変化を全く知らなかった私は傘なんて用意しておらず、店から出る直前にオーナーが「お客さん、北海道から来てるんだもんね。よかったらコレ使ってください。」と傘をいただきました。親切なオーナーさんに感謝です。
約3年間、新型コロナウイルス感染拡大のため、多くの事業が対面開催できず、WEBでの参加を余儀なくされてきました。WEB参加のメリットも多く、コロナが生んだ副産物とも言われておりますが、やはり対面開催では学びの質が大きく違うと実感しました。今回、出張を許可していただいた職場に感謝です。
函館も、まだまだ暑い日が続きそうです。皆さまにおいても暑さ対策をしながら無理をせず楽しく過ごしていただければと思います。
在宅リハビリテーション課長 佐藤 嶺(理学療法士)
久しぶりの対面研修会への参加!
2023年07月28日
コロナ禍でオンライン研修会が主流となっている中、函館でも徐々に対面での研修会が開催されるようになってきました。先月、市立函館病院で開催された摂食嚥下に関する研修会に、当院リハビリ課からは21名のスタッフが参加しました。新人にとっては初めての対面研修会であり、普段顔を合わせない多職種の集まりに緊張している様子もありましたが、積極的に新たな知識を吸収しようとしてくれていました。
院内リハビリテーション課 課長 寺田昌弘(言語聴覚士)
今年もこの季節がやってきました…!
2023年07月04日
6月は蒸し暑い日や雨の日が続いておりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
先日開催された「2023函館マラソン」の応援に行ってきました。
当院のリハビリテーション課スタッフからも複数名参加しておりました!
当日は曇天からのスタートでしたが徐々に炎天下となり、応援していても体力を消耗したので、走っている方々はそれ以上に体力が奪われるランニングとなりましたね…
また街中ではたくさんの方々が応援している姿が目に入り、賑やかでとても楽しい時間となりました。
参加者のみなさん本当にお疲れさまでした!
行事ごとも再開され始め、徐々にではありますがコロナ前の生活に戻りつつありますね。
夏に向けて、熱中症には十分注意してお過ごしください!
院内リハビリテーション課 主任 倉地絢子(作業療法士)
通所リハビリテーション西堀
2023年06月21日
こんにちは、理学療法士の田村です。6月も下旬となり気温も上昇していますが、季節の変わり目では心や身体の調子が悪くなるケースも少なくありません。体調に十分にお気を付けください。さて、今回は私が所属している「通所リハビリテーション」のお話をさせていただきます。
西堀病院には通所リハビリテーションが併設されております。通所リハビリテーションとは、要介護者又は要支援者の方が通所リハビリテーション事業所に通い、心身機能の維持回復を図り、日常生活の自立を助けるため理学療法、作業療法、言語療法、その他必要なリハビリテーションを行うサービスです。
当通所リハビリでは、利用時間が午前と午後に分かれており、運転手と職員の2名体制でご自宅へ送り迎えを行います。到着し、血圧・脈拍・体温などの健康チェックを行った後、専門の療法士による個別リハビリ・個々に合わせて作成したリハビリメニューを行います。
筋力トレーニングマシンやエルゴメータなど、トレーニング機器も充実しております。
ご利用には介護保険制度で要介護認定を受け、要支援もしくは要介護に認定された方が対象となります。随時、見学や相談を受付けておりますので、お気軽にお電話下さい。
☆お問合せ先 西堀病院通所リハビリテーション TEL:(0138)52-3500
通所リハビリテーション西堀 主任 田村祐輔(理学療法士)
梅雨の時期から、ご注意を!
2023年06月16日
6月に入り暖かい日々が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。これから本格的に梅雨入りを迎えると思いますが、じっとりとした湿気とともに気温も高くなる6月。体が暑さに十分順応できていない今だからこそ、熱中症と脱水に注意が必要です。
熱中症は梅雨時期から増え始め、梅雨明け後をピークとして時間や場所を選ばず赤ちゃんから高齢者まで誰でも起こりうる怖いものです。
熱中症の始まりは体の水分不足、つまり脱水症です。脱水になると血管に負担がかかりやすくなり、脳卒中や心筋梗塞といった病気にも繋がります。熱くなる日が多くなるこの時期から、水分を上手に摂取する習慣をもち、脱水を防ぎましょう。
【上手な水分の取り方】
1日の水分摂取量の目安:1.0~1.2L程度
ゆっくり少量(150~200ml)ずつ、7~8回に分けてこまめに飲む
下記タイミングで飲むとより効果的
①起床時 ②運動前後 ③入浴前後 ④就寝前 ※あくまでも目安です。
水分を摂取する際に飲みにくいなと感じたましたら早めの相談が重要です。当院では、言語聴覚士による専門的な評価・訓練を行っております。下の写真は聴診器や造影剤を使用した検査の写真です。ご興味がある方はご相談して頂ければと思います。
リハビリテーション課主任 間山裕人(言語聴覚士)
看護師とリハビリスタッフの勉強会
2023年06月01日
先日、リハビリスタッフに向けて病棟看護師から身体抑制に関する勉強会を開催して頂きました。
当院では出来る限り身体抑制を行わないよう、日々患者様の身体・精神面の状態について多職種で話し合いをしています。しかし、患者さまの身体に危害が及ぶ場合には、ご家族・ご本人から同意を得て、やむを得ず身体抑制を行う場合もあります。その際には、リハビリスタッフも抑制に関する正しい知識が必要であり、道具の適正な使用がなされなければ、医療事故に繋がる可能性もあります。
今回の勉強会では実際の抑制道具を用いて、種類や使用方法、注意点など、わかりやすく説明して頂き、抑制を行う必要性や抜管・転倒・転落などのリスクに対して理解を深めることが出来ました。新入職者を始め、参加したリハビリスタッフの知識やスキルの向上に繋がったと思います。
今回学んだ知識を元に、患者様により良い生活を送っていただくためにも、多職種でお互いが協力し合い、活発な意見交換や日常生活活動の向上に努めていければ良いですね!
看護師の皆さん、今回は開催して頂きありがとうございました!
院内リハビリテーション課 主任 小笠原 由樹(作業療法士)
函館市医師会看護・リハビリテーション学院 平塚健太先生をお招
2023年05月31日
脳卒中ガイドライン2021では、脳卒中片麻痺に対する歩行再建において装具療法の妥当性が示唆されています。また、生活場面においても多職種で積極的にKAFOを使用していくことの有効性が報告されており、当院でも、数年前からブレースチームを立ち上げ装具療法を進めております。
しかし、コロナ禍の影響により研修会がオンラインに代わり、実技の講習が少なくなり自己研鑽の機会をなかなか持てずにいました。
そのため、装具療法に関する実践的な知識、効果的な技術向上を図るため、函館市医師会看護・リハビリテーション学院理学療法学科学科長の平塚健太先生をお招きして5月1日・2日にリハビリテーション課内の研修会を開催しました。
1日目は、KAFO療法についての基礎知識や効果について、ご教授いただきました。KAFO療法は注意・覚醒に対しても効果があり、多職種(OT・ST)におけるKAFOの活用や部内浸透においてもお話ししていただきました。平塚先生の経験や実際の治療場面等の動画を交えての研修でとてもわかりやすく、さっそく明日からの治療に約立てたいと思いました。
2日目は、KAFO療法の技術講習として、KAFOを着用し歩行介助のポイントを実際にご指導いただきました。今年入職した新人やOT・STもKAFOの歩行介助を体験し、「難しい」、「タイミングが合わない」等の声が飛び交っておりましたが、楽しみながらも貴重な経験ができたのではないかと思います。
1日目は42名、2日目は32名のリハビリスタッフ(PT・OT・ST)が参加しました。
早期からKAFOを使用することで、ADLが向上する可能性があることが報告されており、当院でも患者様に合わせ早期より多職種の連携を強化したKAFO療法を実施することで、患者様の歩行能力・ADL能力を最大限まで引き出せるように努めていきます。
院内リハビリテーション課 主任 松本 考拓(理学療法士)
「VF症例検討会」やってます!
2023年05月25日
VF検査を知っていますか?正式には「嚥下造影検査(swallowing videofluorography)」といいます。X線透視下でバリウムなどの造影剤を混ぜた食品を食べて頂き、その透視映像をみて、食物が口から入って食道に運ばれるまで、どこの部位がどのように動いているかをみることができます。口腔・咽頭・食道の動きや誤嚥があるかどうかをみることが出来、適切な食形態や環境を評価、診断するのに有効です。当院では入院、外来含め平均年40件程度行われています(道南地域ではかなり多いほうです)。
さて、そのVF検査。患者さんにとっては機械の前でバリウム入りのゼリーなどを食べて頂くだけなので、比較的負担が少ない検査ではありますが、その画像を読み取るのが難しいんです。なにしろ「ごっくん」という一瞬の間に複数の部位で同時にいろんなことが起こっているのです。誤った判断で食事をすすめて誤嚥性肺炎になったなんてことは絶対にあってはならないので、読み取る方は知識と経験が大切ですし、たとえ経験があっても“目が変わると見るところも変わる”ということで月に1回「VF症例検討会」を行っています。
若手セラピストは何を言われるかドキドキしていますが、実はベテランセラピストも見落としているところがあったら格好悪いなと内心はヒヤヒヤです。様々な緊張感を抱える検討会ではありますが、一人として同じ患者さんはいないので、すべてが新鮮で大変勉強になります。より多くの人が、可能な限り長い間、食事が楽しめるようにお手伝いできればと思います。
院内リハビリテーション課 主任 松島 環(言語聴覚士)
訪問リハビリテーション西堀 本通サテライト
2023年05月09日
同法人のたけだクリニック閉院に伴い、5月1日よりたけだクリニック訪問リハビリテーションは『訪問リハビリテーション西堀 本通サテライト』として運営を開始することになりました。事業所は、宮前町から本通2丁目のよいあすセンター内に移動しています。
現在、西堀病院内にある訪問リハビリテーション西堀には、理学療法士3.5名、作業療法士2名、言語聴覚士0.5名、本通サテライトには、理学療法士1名、作業療法士5名が在籍しております。
地域の方々が、住み慣れた場所で、その方の望む生活が送れるよう、リハビリテーションの視点からサポートしていきたいと考えております。対象地域は旧4町村を除く函館市内を基本としておりますが、それ以外の地域でも提供実績がありますので、訪問リハビリテーションのご利用を検討されている方、ケアマネジャーの方は、下記までお気軽にお問い合わせください!
訪問リハビリテーション西堀 TEL(0138)52-3003
訪問リハビリテーション西堀 本通サテライト TEL(0138)86-5915
リハビリテーション次長 伊丸岡(作業療法士)