カテゴリー: リハブログ
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腹が減っては戦は出来ぬ
2023年09月13日
物事に取り組むときは、まず腹ごしらえをしてエネルギーを補給するべきだという例えです。世界中に同じ意味のことわざがあり英語では「胃が足を運ぶ」というそうです。リハビリでも同様で体に栄養が足りない状態で行う運動はダイエットと同じです。せっかく体力をつけるためにリハビリしているのに、どんどん筋肉がなくなるというのは案外あり得る事なのです。つまりリハビリと栄養は切っても切り離せない間柄であり、当院においてもNST(栄養サポートチーム)、低栄養カンファレンス、リハ栄養プロジェクトチームなど様々な活動を通して連携をとっています。なかでも言語聴覚士(ST)は飲み込みのリハビリを担っているので、管理栄養士が必要な栄養素やエネルギー量を計算して提供している食事を確実に摂取できるように、食事の形態や提供の仕方など特に綿密に連携を取り合っています。
今回は栄養士の卵である学生さん達がVF検査(嚥下造影検査)を見学に来てくれました。患者さんにバリウムを飲んで頂き、それが喉をどのように通っておなかに入っていくかがみられる検査ですが、もちろん学生さん達は聞くのも見るのも初めてで、様々な驚きや発見があったようです。短い間ですがひとつでも多くのものを感じて帰って欲しいものです。
院内リハビリテーション課 主任 松島 環(言語聴覚士)
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北海道作業療法学会学術大会の伝達講習を行いました!
2023年09月05日
6/24.25に第53回北海道作業療法学会学術大会が開催されました。
今年度は現地開催(恵庭市)とオンデマンド配信のハイブリッド形式で行われ、当院からはOT池畑くん・OT金田くんの2名が参加してきました。
シンポジウムは「根拠に基づいた作業療法の再考と挑戦」となっており、様々な演題が集められておりました。
参加した池畑くん、金田くんから参加できなかったスタッフに向けて伝達講習していただき、参加できなかったスタッフとも知識を共有しました。
今回初めての学術大会参加となったOT池畑くんに感想をもらいました。
【今回、初めて学術大会に参加し、普段得る事のできない知識や最新の知見などを学ぶことができました。また、他施設の作業療法士の発表を聞き、たくさんの刺激を受けました。今回の学術大会にはオンラインでの参加となりましたが、今後機会があれば現地参加し、発表者と意見交換をしたいです。今回得た知識を日々の業務に活かしていきたいと思います。参加をサポートしていただいた職場の皆さまに感謝申し上げます。】
学術大会のみならず、より良いリハビリテーションを提供できるよう引き続き自己研鑽していきます。
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酷暑にも負けず訪問リハビリ営業しております。
2023年08月24日
全国の天気予報で今日も酷暑日と聞くだけでげんなりする毎日です。
皆様方も体調管理にはお気をつけください。
今回は訪問リハビリテーション西堀についてご紹介いたします。
訪問リハビリテーション西堀は、当院内に併設しているメインオフィスと、たけだクリニック訪問リハビリテーションが『訪問リハビリテーション西堀 本通サテライト』として5月1日から運営を開始しているサテライトオフィスの2事業所からなっております。
〇メインオフィス:理学療法士3.5名、作業療法士2名、言語聴覚士0.5名が在籍。
〇サテライトオフィス:理学療法士1名、作業療法士5名が在籍。
メインとサテライトの人員合計は13人となり、道南最大規模の大きな組織となりました。
スタッフの経験年数も平均10年以上と経験豊かなスタッフが在籍しております。
〇訪問エリア メインオフィス、サテライトオフィス共に、訪問リハビリの対象エリアは旧4町村を除く函館市内を基本としておりますが、函館市旧4町村、北斗市、七飯町、森町、砂原町でも提供実績があります。
メインオフィスの訪問エリア範囲は半径10キロ圏内(赤〇)、サテライトオフィスは半径30㎞圏内(青〇)でとなっております。
〇訪問リハビリの目的として、筋力向上、痛みの軽減、むくみの改善といった、◎心身機能・身体構造の改善を目的としたリハビリや、セルフケア、起居・移乗・移動・歩行など、◎日常生活関連の動作で困っている方など、自宅での生活の改善を目的として、訪問リハビリのサービスを検討される方が多いと思われますが、◎活動・参加にも目を向け、買い物や調理、趣味活動、社会参加に対するアプローチも行っております。
〇メインオフィス、サテライトオフィス共に協力し、より良いサービスの提供を心掛けております。
訪問リハビリテーションのご利用を検討されている方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。
訪問リハビリ 主任 宇野静典(作業療法士)
〇お問い合わせ
訪問リハビリテーション西堀
TEL(0138)52-3003 担当 宇野
訪問リハビリテーション西堀 本通サテライト
TEL(0138)86-5915 担当 大橋
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『時代の流れに乗りました!』
2023年08月10日
『男性が働く、女性が育児や家事をする』そんな時代はもう終わり。
私も時代の流れに乗って『パパの育児休暇』を取得しました。
育児休暇を取得するまでは手続きや業務の引き継ぎ等、面倒なのでは?と思っていましたが…手続きに関しては超簡単!正直なところ「これだけで本当にいいの?」という感じでした。
さらに、職場の理解も良好!同僚が「育休取らないの?」と育児休暇に対して背中を押してくれている状況!育休明けも仕事復帰しやすい環境を整えてくれていました。
育児休暇を通して「なんと恵まれた職場なのだ…」と痛感しました。
あれよ、あれよ。という間に終わってしまう新生児期・乳児期。
我が子の成長を肌で感じることが出来たことを嬉しく思うと同時に職場の理解に感謝した育児休暇でした。
院内リハビリテーション課 主任 笹森公平(理学療法士)
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PT勉強会 脳画像の見方!
2023年08月10日
コロナ禍により集団での勉強会が実施できていませんでしたが、感染対策も一部緩和され対面での勉強会も開催されるようになってきました。
当院では、今年度より若手教育やリハビリスタッフの研鑽により力を入れていきたいということでPT勉強会を企画・開始しています。
PTスタッフにアンケートを実施した所、脳画像の見方についての勉強会の希望が多かった為、今回はPT小笠原主任より、脳画像の見方についての勉強会を開催しました。内容としては、脳画像の基本的な見方や運動麻痺・高次脳機能障害の見方、実際の症例を通した脳画像の活かし方について説明していただきました。若手スタッフを中心に熱心に学ぼうとする様子が見られておりました。引き続きPT勉強会を開催し、スタッフ一同スキルアップすることで患者さまに質の高いリハビリを提供できるよう努力していきます。
院内リハビリテーション課 主任 松本考拓(理学療法士)
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第46回 全国デイ・ケア研究大会2023 in 八王子へ参加
2023年08月08日
今年は暑さの厳しい夏となっております。函館の気温も30℃を超え、慣れない暑さに体力を奪われるスタッフも多く見られております。そんな中7月21日、22日に開催された第46回 全国デイ・ケア研究大会に参加するため、東京都八王子市へ行ってきました。全国デイ・ケア研究大会は全国の通所リハビリテーション事業所で働いている方々が、さまざまな取り組みや研究報告を行う大会であり、当事業所においても取り入れられる「何か」を探すためにしっかりと学んできました。東京は暑い!私が八王子市に到着した時点では32.5℃!できるだけ屋外を避け、室内を中心に移動することで太陽を凌ぎました。基調講演では令和6年度のトリプル改定に関する最新の情報や科学的介護の活用といったテーマの講演を聴講し、非常に参考になりました。ですが、学会の醍醐味と言えばやっぱり一般演題です。口述演題、ポスター演題を含め、さまざまな取り組みや活動成果の報告を拝聴でき、当事業所の更なる施策を検討する上で参考となりました。また、学会参加には、もう1つの目的があり、次回、第47回 全国デイ・ケア研究大会2024の開催地は北海道札幌市となります。私たちも運営サイドとして貢献するために大会の流れを学ぶことができたため、次回開催に向けて少しずつ準備を進めていきたいと思います。
大会後は夕食を食べに行きました。学会へ協賛された飲食店が多数あり、街として学会を盛り上げていると感じました。店を出る時に突然のスコール!そんな天候の変化を全く知らなかった私は傘なんて用意しておらず、店から出る直前にオーナーが「お客さん、北海道から来てるんだもんね。よかったらコレ使ってください。」と傘をいただきました。親切なオーナーさんに感謝です。
約3年間、新型コロナウイルス感染拡大のため、多くの事業が対面開催できず、WEBでの参加を余儀なくされてきました。WEB参加のメリットも多く、コロナが生んだ副産物とも言われておりますが、やはり対面開催では学びの質が大きく違うと実感しました。今回、出張を許可していただいた職場に感謝です。
函館も、まだまだ暑い日が続きそうです。皆さまにおいても暑さ対策をしながら無理をせず楽しく過ごしていただければと思います。
在宅リハビリテーション課長 佐藤 嶺(理学療法士)
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久しぶりの対面研修会への参加!
2023年07月28日
コロナ禍でオンライン研修会が主流となっている中、函館でも徐々に対面での研修会が開催されるようになってきました。先月、市立函館病院で開催された摂食嚥下に関する研修会に、当院リハビリ課からは21名のスタッフが参加しました。新人にとっては初めての対面研修会であり、普段顔を合わせない多職種の集まりに緊張している様子もありましたが、積極的に新たな知識を吸収しようとしてくれていました。
院内リハビリテーション課 課長 寺田昌弘(言語聴覚士)
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今年もこの季節がやってきました…!
2023年07月04日
6月は蒸し暑い日や雨の日が続いておりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
先日開催された「2023函館マラソン」の応援に行ってきました。
当院のリハビリテーション課スタッフからも複数名参加しておりました!
当日は曇天からのスタートでしたが徐々に炎天下となり、応援していても体力を消耗したので、走っている方々はそれ以上に体力が奪われるランニングとなりましたね…
また街中ではたくさんの方々が応援している姿が目に入り、賑やかでとても楽しい時間となりました。
参加者のみなさん本当にお疲れさまでした!
行事ごとも再開され始め、徐々にではありますがコロナ前の生活に戻りつつありますね。
夏に向けて、熱中症には十分注意してお過ごしください!
院内リハビリテーション課 主任 倉地絢子(作業療法士)
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通所リハビリテーション西堀
2023年06月21日
こんにちは、理学療法士の田村です。6月も下旬となり気温も上昇していますが、季節の変わり目では心や身体の調子が悪くなるケースも少なくありません。体調に十分にお気を付けください。さて、今回は私が所属している「通所リハビリテーション」のお話をさせていただきます。
西堀病院には通所リハビリテーションが併設されております。通所リハビリテーションとは、要介護者又は要支援者の方が通所リハビリテーション事業所に通い、心身機能の維持回復を図り、日常生活の自立を助けるため理学療法、作業療法、言語療法、その他必要なリハビリテーションを行うサービスです。
当通所リハビリでは、利用時間が午前と午後に分かれており、運転手と職員の2名体制でご自宅へ送り迎えを行います。到着し、血圧・脈拍・体温などの健康チェックを行った後、専門の療法士による個別リハビリ・個々に合わせて作成したリハビリメニューを行います。
筋力トレーニングマシンやエルゴメータなど、トレーニング機器も充実しております。
ご利用には介護保険制度で要介護認定を受け、要支援もしくは要介護に認定された方が対象となります。随時、見学や相談を受付けておりますので、お気軽にお電話下さい。
☆お問合せ先 西堀病院通所リハビリテーション TEL:(0138)52-3500
通所リハビリテーション西堀 主任 田村祐輔(理学療法士)
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梅雨の時期から、ご注意を!
2023年06月16日
6月に入り暖かい日々が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。これから本格的に梅雨入りを迎えると思いますが、じっとりとした湿気とともに気温も高くなる6月。体が暑さに十分順応できていない今だからこそ、熱中症と脱水に注意が必要です。
熱中症は梅雨時期から増え始め、梅雨明け後をピークとして時間や場所を選ばず赤ちゃんから高齢者まで誰でも起こりうる怖いものです。
熱中症の始まりは体の水分不足、つまり脱水症です。脱水になると血管に負担がかかりやすくなり、脳卒中や心筋梗塞といった病気にも繋がります。熱くなる日が多くなるこの時期から、水分を上手に摂取する習慣をもち、脱水を防ぎましょう。
【上手な水分の取り方】
1日の水分摂取量の目安:1.0~1.2L程度
ゆっくり少量(150~200ml)ずつ、7~8回に分けてこまめに飲む
下記タイミングで飲むとより効果的
①起床時 ②運動前後 ③入浴前後 ④就寝前 ※あくまでも目安です。
水分を摂取する際に飲みにくいなと感じたましたら早めの相談が重要です。当院では、言語聴覚士による専門的な評価・訓練を行っております。下の写真は聴診器や造影剤を使用した検査の写真です。ご興味がある方はご相談して頂ければと思います。
リハビリテーション課主任 間山裕人(言語聴覚士)