西堀病院リハビリ課のブログ 西堀病院リハビリ課のブログ

石川町会ふれあい昼食会にて出前講座を行いました

8月11日、石川町会ふれあい昼食会が、福寿荘さくら館で行われました。
その際、健康クラブ西堀・地域包括支援センターの出前講座として、理学療法士の松浦晴香、金澤賢志が「身近なもので簡単にできる転倒予防体操」と題して講話しました。
理学療法士の松浦より、講話が最初に行われました。
内容を一部ご紹介すると――
自宅内と外での転倒はほとんど同じ頻度で起こると言われており、自宅内では意外なことに居間・茶の間での転倒が多いとの報告があります。
転倒してけがをしてしまう人は7割とも言われ、転んだ時に生じてしまう骨折の代表例に『大腿骨頸部骨折』があります。
股関節の付け根が一部細くなっており、お尻の横から転んだ時にその部分が折れてしまうことをいいます。
骨折すると元の生活に戻れず、徐々に体力が低下し、最悪の場合は寝たきりになってしまう人もいます。
転んでしまう原因には筋力の低下、バランス能力の低下、体の柔軟性の低下など、加齢によってそれぞれの能力が低下してきます。

その他にも視力の低下【白内障などの視力低下にて物の立体感の捉え方が落ちてしまう】、感覚の低下【体重を支えている足の裏の感覚が鈍くなってしまうことで転びやすくなります】――

など様々な要因と生活と密着してイメージしてもらっていました。転倒を防ぐための筋力を維持する必要性をしっかり理解してもらった上で、引き続きタオルを使った体操に入りました。

タオル体操は、理学療法士の金澤が担当しました。体操前・中の注意事項をしっかり話した上で、ひとつずつ休憩を入れながら実際に参加者とともに行いました。皆さん積極的に真剣に行っていました。

(文:在宅課長 兼 地域連携課長 齊藤)

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