西堀病院リハビリ課のブログ 西堀病院リハビリ課のブログ

月: 2024年9月

  • 介護職員も発声訓練をサポート!

    2024年09月18日

     通所リハビリテーション西堀では、昨年度よりセラピストだけではなく介護職員も利用者さまの担当を受け持つ「介護員担当制」を導入いたしました。介護員担当制の役割は担当する利用者さまの全身状態や生活状況を把握したり、通所利用時の自主練習の補助や正しい運動方法の指導、または利用者さまからの要望を聴取するなどの業務がメインとなります。利用者さまからは「相談できる人が増えて良かった」「担当という意識を持って声をかけていただけて嬉しい」といった声が聞かれております。現在は、家屋調査やサービス担当者会議、リハビリテーション会議といった他職種で情報共有をする場にも積極的に参加するようになっております。また、介護職員間で話し合い「空いている時間、隙間時間で何かできることはないか?」と考え、構音障害や発声が苦手な方に対して音読や発声訓練、手のリハビリを目的とした物づくり課題を実施しております。リハビリ特化型施設で働く当事業所の介護職員はリハビリに対するマインドが強くとても頼りになる存在です!

    在宅リハビリテーション課長 佐藤 嶺(理学療法士)

  • 技術職としての「手」を極めろ!在宅リハ技術講習会!

    2024年09月13日

     少しずつ秋を感じられるようになってきましたが、まだまだ暑い日が続いております。さて、今回は在宅リハビリテーション課で定期的に開催している研修会についてお話いたします。昨年度から在宅リハビリ部門(通所リハ・訪問リハ)では利用者さまの身体機能や今後の方向性に関する事例検討会を開催しておりました。この研修会の目的は、利用者さまの身体機能・生活の維持・回復のために今、行っているリハビリがマッチしているのか?より良い方法はないのか?といった疑問や悩みをスタッフ全員で解決していくことになります。研修会を開催する中で、若手スタッフからは「筋肉や関節の触り方、動かし方を学びたい」という実技研修に関する要望が多く聞かれておりました。そこで、希望に応え実技研修会を開催いたしました。第1弾は訪問リハビリテーション西堀の宇野主任による「肩甲骨の触診」というテーマで2回に渡って実施しました。2回目は院内スタッフにも声をかけ、若手も参加し、とても有意義な会となりました。これからも患者さま・利用者さまに提供するリハビリテーションの「質」を高めるため、後進の育成のためにも技術の継承を行っていきたいと思います。

    在宅リハビリテーション課長 佐藤 嶺(理学療法士)