月: 2023年11月
町内会デビューしました!
2023年11月17日
西堀病院リハビリテーション課は、地域の方々が住み慣れた場所で末永く生活ができるよう、地域リハビリテーション活動支援事業に力を入れています。
若いスタッフにとっては、町内会へお邪魔し、お話しをさせていただく事がステップアップの一つとなっています。
今回は、先日町内会デビューを果たした作業療法士の池畑くんにインタビューしましたのでご紹介します。
・なぜ今回講師として地域に出ようと思ったのですか?
「新人の時からアシスタントとして何度か事業に参加していたので、いつか自分も講師として地域の方々に何か伝えられたらいいなと思っていました。」
・事前の準備などで大変なことはありましたか?
「地域の皆さんに、どのような伝え方をするとわかりやすいのか、印象に残りやすいのか、また、楽しみながら参加できるのかを考えていましたが、今回の講師をさせていただいて、改めて人へ伝える事の大変さを知りました。」
・初めて地域の方の前でお話しさせていただいた感想は?
「参加してくださった地域の方々が積極的に発言してくださったので、とても話しやすい雰囲気で助かりました。内心、結構緊張していたのですが皆さんの表情を見ていたら落ち着くことが出来ました。ありがとうございました。今回は7年目の先輩OTにアシスタントとしてサポートしていただけたので心強かったです!」
・これからデビューするスタッフへ一言お願いします。
「何事も1歩目の勇気は必要だと思いますが、地域の方々と顔を合わせることができる貴重な場だと思うので、是非挑戦していただけたらなと思います!」
池畑くん、ありがとうございました!
西堀病院のリハビリスタッフには、入院患者さまへのリハビリの提供だけでなく、たくさん地域に出て、地域の方々と信頼関係を築き、皆さんの健康に少しでも寄与できるよう、これからも頑張ります。
リハビリテーション次長 伊丸岡(作業療法士)
学術集会に参加してきました!
2023年11月14日
11月4・5日に北海道自治労会館で行われた、「第26回 日本全体構造臨床言語学会 学術集会」に現地参加してきました。
数年ぶりの現地開催はライブ配信もあるハイブリット開催となったのですが、開催地が北海道ということで、北海道在住の会員の先生方と約1年前から運営準備をし、今回は実行委員として司会も務めさせていただきました。
会員としての治療経験も、実行委員としての経験も浅いままの参加でしたが、優しい先輩方にご指導頂き、とても充実した二日間となりました。
とくに、自分が経験したことのない吃音臨床のシンポジウムや、小児・失語症例の発表などは新しい気づきや視点が多く見つかり、特別講演ではこれまで以上に学びを深めることができました。
また、現地参加された道内外の先生方とも直接お話させていただき、言語聴覚士としての熱い思いを語り合い、今後の臨床がもっと楽しみなりました!
二日間で学んだ知識や実行委員としての経験を、日々の臨床や地域に貢献していきたいなと思いました。
言語聴覚士 東華奈
「第2回にしぼり在宅リハビリテーションセミナー」開催しました
2023年11月06日
季節も夏から秋、そして冬を迎えようとしております。夕方、暗くなる時間も早くなり、寒い季節の訪れに、少し寂しさを感じております。
今回は、10月13日に開催した第2回にしぼり在宅リハビリテーションセミナーについて紹介致します。本セミナーは西堀病院の在宅リハ部門を居宅介護支援事業者の皆さまへ向けて紹介させていただくことを目的としております。対面・Webのハイブリッド開催にてセミナーを企画し、法人外からの参加者は対面5名、Web16名。また法人内からも約20の参加がありました。
第2回セミナーの内容は「生活行為向上リハビリテーションを実施した通所利用者の報告」というテーマで作業療法士の工藤貢が通所リハビリで行った生活行為向上リハビリについて在宅での屋外活動についてお話させて頂きました。
本セミナーは今年度全4回構成となっております。
次回は12月15日(金)17:00~18:00でテーマは「通所・訪問の装具について」です。参加締め切りは12月8日(金)となっておりますので、興味のある方はTEL:0138-52-3500までご連絡ください。皆さまのご参加をお待ちしております。
訪問リハビリ 主任 宇野静典(作業療法士)
利用者さまと共に学生へ授業を!
2023年11月02日
少しずつ寒さが増してきておりますが、まだまだ日中は暖かい日が続いております。寒暖差が激しいですが、皆さまにおかれましては体調を崩されないようお気を付けください。
さて、在宅リハビリテーション部門では、またまた新たな取り組みを実施いたしました。通所リハの利用者さまと担当理学療法士が一緒に市立函館看護専門学校の看護学生さんへ授業をさせていただきました。授業科目は「在宅看護論」という科目で、実際に要介護認定を受けた利用者さまの在宅生活の情報を聴取し、看護師の視点でどのように支援していけるかを考える、という内容です。担当理学療法士と利用者さまが発症から入院生活、退院、在宅生活に関する状況を時系列に沿って質問し返答していただくトークスタイルで進め、学生さんたちは自分たちが重要な情報だと思う部分をまとめます。その後、グループディスカッションで更に聴取したいことを質問し、利用者さまに答えていただきました。発症してから退院後の在宅生活までを時系列に沿って当事者から、身体の変化、心境の変化を直接聞けるというのは実際に働いてからもなかなか無い機会だと感じました。最後に在宅生活を支援する多職種の中で理学療法士がどのように利用者さまの生活を考え、リハビリを提供していくのかという事と実際のリハビリ場面を動画で紹介し授業を終えました。授業を終え学生さん達は、利用者さまが学校を出られるまで見送り、大きな声でお礼をされていました。利用者さまもとても嬉しそうにされており、これも1つの社会復帰、役割の創出につながる取り組みになると感じました。ご協力いただいた利用者さまには本当に感謝いたします。在宅リハビリテーション部門では、これからも利用者さまのためにできることを考え実践してまいります。また新しい取り組みがありましたらご紹介いたしますのでお楽しみにしてください。
在宅リハビリテーション課長 佐藤 嶺(理学療法士)
いざ!全国学会での発表と運営スタッフ!怒涛の2日間!
2023年11月02日
新型コロナウイルスが5類となり、リハビリテーション業界における会議や研修会も少しずつ対面開催が増えてきております。そして10月28~29日に第10回 日本予防理学療法学会学術大会が函館アリーナ・市民会館にて対面にて開催されました!
本学会のテーマは「予防理学療法学の学際性」であり、理学療法士に限らず、さまざまな職種の方が参加され発表もされるという、まさに予防を考える専門職合同の学会となりました。参加者は1000人を超え、参加者のご家族も同席でき、お子様も体験できるようなスポーツイベントや市民へ向けた朗読劇も組み込まれた非常に内容の詰まったプログラムでした。私はその中で、ポスター発表をさせていただきました。私は転倒予防に関して興味を抱いておりますが、発表者の方々はさまざまな視点から転倒予防を考えており、私自身、多くの新しい視点を知るきっかけとなりました。
そして、もう1つの大きな役割が会場運営!当院からも多くのスタッフが学会運営に携わってくれて道南支部の理学療法士と函館市医師会・看護リハビリテーション学院の学生さんたちと共に一生懸命働きました。部署が違い、普段は一緒に働くことのないスタッフの仕事を目にすることができ、自分の業務に責任をもって取り組んでいる姿勢を見て、とても安心し、誇らしく思いました。
学会での発表、学会への参加は私たち理学療法士の視野を広げ、モチベーションを高めるきっかけとなるとても重要なイベントです。また、自分の病院以外の理学療法士と関わることのできる機会でもあります。医療は日々進化します。学ばなければいけないではなく、学び続けることを楽しみながら高め合っていきましょう!
在宅リハビリテーション課長 佐藤 嶺(理学療法士)