月: 2022年11月
第75回道南医学会大会
2022年11月30日
皆さんこんにちは。作業療法士の小笠原です。
令和4年11月26日(土)に函館国際ホテルにて第75回道南医学会大会が行われました。当院の在宅リハからPT田村主任、院内リハからOT木村(優)、OT小笠原(桂)、OT森村の4名が発表してきました。PT田村主任とOT木村は研究発表、OT小笠原とOT森村は当院の取り組み発表として、シングルケースでの発表を行いました。学会発表が初のセラピストもおり、成長に繋がる良い機会になったと思います。
対面での学会参加はコロナ禍の影響もあり、なかなか体験出来ませんでしたが、私自身も対面ならではの空気や緊張感を味わうことが出来ました。まだまだコロナ感染者が多いため、皆さん気をつけてお過ごしください。
主任 小笠原由樹(作業療法士)
通所・訪問リハビリテーションの言語聴覚士最近のお仕事
2022年11月17日
前回言語聴覚士の仕事についてお話させていただきました。
言語聴覚士は病気や加齢により
・言語障害・音声障害・構音障害
→声が出ない、上手く話せない、話が理解できない、字が読めない・書けない、難聴
・摂食嚥下障害
→よくムセる、硬いものが食べられない、食欲がない
・高次脳機能障害
→記憶・注意・遂行機能・社会的行動障害等により日常・社会生活が困難になる
といった障害をお持ちの方に対して日常生活を送っていただけるようリハビリを行う仕事になります。
今回は食事についてお話いたします。
食事に関するリハビリを必要とする疾患として、脳梗塞、加齢、認知症、進行性難病など、その原因は様々です。
介入した方の中には、食事の際のムセが気になる方や、経口摂取ができない方と様々です。胃瘻から訓練を始めて3食経口摂取となった方もいらっしゃいます。
通所・訪問リハビリ 言語聴覚士 日隅
障害で食事を諦める方が多いですが、もう一度口から食べることに挑戦しませんか?
通所・訪問リハでは当院と連携を図り検査を行うことも可能です。
食事でお困りの方がいましたら、是非ご相談ください。
相談窓口:通所リハビリテーション 佐藤・笹谷
訪問リハビリテーション 宇野
看護師と作業療法士(OT)でFIM勉強会
2022年11月07日
皆さんこんにちは。OTの村山です。
先日、回復期リハビリテーション病棟看護師とOTでFIM勉強会を実施しました。勉強会の目的としては、毎年看護師もリハビリもチーム移動があります。その都度、新しいメンバーにFIMの採点方法、回復期アウトカム指数のシステムを共有化することが目的です。わかりやすい勉強会を意識し毎年資料をアップデートしています。これからも、入院患者様の自立した生活を獲得するため、正しい知識を共有し病棟とリハビリの連携を強化していきたいと思います。
係長 村山剛志(作業療法士)
楽しい食事のために少しの工夫を
2022年11月04日
年末年始が近づくこれからの季節。コロナ禍でなかなか帰省できていなかった方も『そろそろ実家に帰って、家族と美味しいものでも食べようかなぁ』と考えている方も多いのではないでしょうか。でも、楽しい時こそ気を付けなければならないのが「不慮の事故」。特に食べ物をのどに詰まらせる窒息事故が多くなるのがこれからの時期でもあります。窒息というと餅をイメージする方が多いかと思いますが、かまぼこや里芋、こんにゃくや干し柿といった年末年始にテーブルに並びそうなご馳走にこそ、危険が多く潜んでいるのをご存じでしょうか。下に食べる時の注意点をいくつかご紹介しますので、楽しくそして安心・安全な久しぶりの再会をお迎え下さい。
西堀病院には9名の言語聴覚士が在籍しています。地域に根差した病院として、入院患者さまだけではなく、飲み込みで困っている地域の方々にも検査や相談を受け付けておりますので、ぜひお気軽に当院にご相談下さい!
<注意点の一例>
・食べる前に、先にお茶や汁物を飲んで口の中やのどを潤しておく
・一口ごとによく噛んで、唾液と食べ物がよく混ざり合うように意識する
・歩きながら、笑ったり会話をしながらなど、「ながら飲食」はしない
・球状の食べ物(ミニトマトやブドウなど)を丸ごと食べさせない
院内リハビリテーション課長 寺田昌弘(言語聴覚士)