年末年始が近づくこれからの季節。コロナ禍でなかなか帰省できていなかった方も『そろそろ実家に帰って、家族と美味しいものでも食べようかなぁ』と考えている方も多いのではないでしょうか。でも、楽しい時こそ気を付けなければならないのが「不慮の事故」。特に食べ物をのどに詰まらせる窒息事故が多くなるのがこれからの時期でもあります。窒息というと餅をイメージする方が多いかと思いますが、かまぼこや里芋、こんにゃくや干し柿といった年末年始にテーブルに並びそうなご馳走にこそ、危険が多く潜んでいるのをご存じでしょうか。下に食べる時の注意点をいくつかご紹介しますので、楽しくそして安心・安全な久しぶりの再会をお迎え下さい。
西堀病院には9名の言語聴覚士が在籍しています。地域に根差した病院として、入院患者さまだけではなく、飲み込みで困っている地域の方々にも検査や相談を受け付けておりますので、ぜひお気軽に当院にご相談下さい!
<注意点の一例>
・食べる前に、先にお茶や汁物を飲んで口の中やのどを潤しておく
・一口ごとによく噛んで、唾液と食べ物がよく混ざり合うように意識する
・歩きながら、笑ったり会話をしながらなど、「ながら飲食」はしない
・球状の食べ物(ミニトマトやブドウなど)を丸ごと食べさせない
院内リハビリテーション課長 寺田昌弘(言語聴覚士)