6月に入りました。北海道には梅雨が無いと言われますが、ぐずついた天候が続いております。ですが、我々西堀病院リハビリテーション課は雲のような暗い表情を見せず、雨のような汗を流し日々奮闘しております!(笑) 4月から入職した新人たちも少しずつリハビリテーションの世界を学び始めております。
さて、話は変わりますが、地域包括ケアシステムという言葉を皆さまはご存知でしょうか?病気やケガをした時、今までは病院への入院、リハビリを通してご自宅へ復帰されるという流れが一般的ではなかったでしょうか。この地域包括ケアシステムというのは、入院されてリハビリを通し退院される前、退院されてからの患者さまが自分の暮らしたい場所で生き生きと生活していけるよう患者様のご家族様や介護サービス施設(通所リハビリや訪問リハビリ)、ケアマネージャーさんたちと連携を密に取り、充実した生活を送っていけるよう支援していくシステムのことです。
私たち西堀病院はこの地域包括ケアというキーワードを念頭に置き、そしてリハビリテーション課としても地域包括ケアシテムの構築に向けた取り組みを実施しております。課内に地域包括ケア委員会というものを設立し、院内スタッフへの意識づけや転倒予防教室などの予防事業に加え、リハ課独自の取り組みとして「出前講座」という取り組みを実施していきます。当院圏域内だけではなく、圏域外の地域にも転倒予防教室や体操指導などを希望されるご施設さま、町内会、学校もあるかと思います。そんな時は、是非、当院リハビリテーション課へご相談ください。私たちリハビリ専門職が専門的な知識を持って、皆さまの健康のためにできることをさせていただきたいと思います。
(文:理学療法士係長 佐藤)