サッカー元日本代表監督のイビチャ・オシム氏は、選手選考の際に『ポリバレントな選手』という表現を使用し、当時の日本サッカー界に大きな変化をもたらしました。オシム氏が求めたポリバレントというのは、「複数のポジションと複数の役割を、状況に応じて臨機応変にこなせること」と意味されます。一昔前にはFWは点を取り、MFはボールをつなぎ、DFはゴールを守るという各々の専門職が重宝されていました。しかし、今はFWもゴールを守り、DFも攻撃をするというのがスタンダードになっています。
地域包括ケアシステムの構築が求められる現在、このポリバレントさこそが専門職に求められる能力の一つであると私は考えています。以前はPT室、OT室、ST室と各々の空間で専門性を発揮していれば評価される時代でしたが、今求められているのは、その専門性を必要としている様々な部分にまで、労を惜しまずに運ぶ役割ができる人材ではないでしょうか。
さて、西堀FCはと言いますと、3月11日に開催されたエムズカップに出場し、見事2勝することが出来ました!全く練習なしのぶっつけ本番、久々にボールを蹴った者も多い中での2勝は、これから成長する可能性大!今後は次の大会に向けて、練習の出来る会場を探す日々が続きそうです・・。ユニホームを購入してくれるスポンサーも募集しております!!
(在宅リハビリテーション課長:寺田)