2020年10月1日
9月も過ぎて空が高いと感じる季節になってきました。新型コロナウイルスの感染を予防するため、活動を制限せざるを得ない状況は、リハビリテーション課の中でも依然として継続しています。
そのような状況だからこそ、当院へ入院している患者さまのため、更なる治療の質向上を目指してブレース(Brace:装具)チームを立ち上げました。
当院に入院された患者さまの中で、「歩く練習をしたいけどまだ足が思うように動かない」、「足に力が入らない」などの状態になることもあります。そういった症状に対し、足に装具を装着し補助として使いながら、入院早期より歩く練習をするという治療を検討していくチームです。
装具はご本人用のものを購入していただき、費用の一部を負担していただかなければいけないため、安易に提案するわけにはいきません。本当に患者さまに対し必要なのか、治療効果は望めるのかを話し合っています。
今後も主治医、義肢装具適合判定医、リハビリテーション課など多職種で検討し、より治療の質が向上できるよう努力していきたいと思います。
ブレースチームのカンファレンスの様子
実際の装具(長下肢装具といいます)
主任 北 耕輔(理学療法士)