リハビリテーション(rehabilitation)とは、ラテン語で「re-(再び)、habilis(人間にふさわしい)」状態にするという意味です。単に手足の機能回復などの部分的意味にとどまるものではなく、人間全体としての「人間らしく生きる権利の回復」を意味するものです。精神機能面の安定や在宅生活へ向けた支援、職場への復帰、趣味活動の再獲得なども含みます。
基本動作能力(座る、立つ、歩くなど)の回復や維持、および障害の悪化の予防を目的に、運動療法や装具療法、物理療法(温熱、電気等の物理的手段を治療目的に利用するもの)などを用いて、自立した日常生活が送れるよう支援する医学的リハビリテーションの専門職です。
今後生活していくための問題を的確に評価し、食事やトイレ動作などのADL(日常生活活動)練習を行います。また、様々な作業活動を通して役割の再獲得(仕事や家事動作など)や生きがい、やりがい作りに即した援助をいたします。生活に便利な自助具の作製や福祉用具の選定のお手伝いも行います。
「話す」「聞く」「読む」「書く」といった言語の機能や「記憶する」「注意を向ける」など、いわゆる高次脳機能に対する訓練を行い、コミュニケーションが円滑に取れるように援助いたします。また、「噛む」「飲み込む」などの嚥下訓練を行い、楽しく食事を召し上がっていただけるよう援助いたします。
日本古来の武術のひとつである「柔術」が、発展変遷をとげ、現在の「柔道整復術」となっています。
西堀病院の柔道整復師は、リラクゼーションやマッサージ、物理療法などを用いて、患者さまが安楽な姿勢を保持できるように、また、痛みが緩和するように援助いたします。
歯・口腔の健康は、「自分の歯でおいしく食べる」、「楽しく会話する」など、健康で生き生きとした生活を送るための基本となります。歯科衛生士は歯および口腔の病気の予防や衛生指導を行う専門職です。口腔ケアを行うことはもちろん、看護師、言語聴覚士と連携を図り、摂食・嚥下機能訓練も行います。