和(なごみ)ブログNAGOMI BLOG

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院長独占インタビュー(広報誌「なごみ」より)

院長が勧める西堀病院のポイントは何ですか?

第一に、リハビリテーションが函館一般市民にかなり評価されているということです。整形外科領域、脳血管疾患領域の後のリハビリとして、多数の紹介を頂いています。市民権を得たと言えるでしょう。地域医療としては、近隣のみなさんのホームドクターとなるべき病院でありたい。気軽に、調子が悪い時はどんどん受診してほしい。当院で対応できない場合はもちろん、高次の病院へお願いしたり紹介したりし検査・治療をしてもらう。ですから気軽に受診していただきたい。ホームドクターとしての役割を果たしたい。

院長自身、健康に気を付けていることは?

いわゆる成人病というのは、悪しき生活習慣の結果として起こります。その意味では、食事が大事。バランスのとれた食事と、体重のコントロール、運動、などが重要です。なるべく、体重を増やさないよう、毎日、体重計に乗り一定の体重を保つようにしています。
運動は冬はやっていない。春夏秋は家の周りを40分くらい、食後にウォーキングしている。40分で大体7000歩に相当します。冬場でもできる何か、ルームランナーをやったほうがいいのかどうか考えている所です。以前、ジムに通っていました。通っても結局、雨が降った、雪が降ったと理由をつけていかなくなる。ですから、自分ひとりでできる手軽なものが一番いい。ウォーキングがいいのではないでしょうか。食事は、出来るだけ炭水化物を抑え、タンパク質を多く取り、脂肪も割と抑えています。海藻、きのこ、野菜、フルーツなども、気を付けて食べるようにしていますね。

院長の趣味は?

以前から、海外旅行が趣味です。年に1回とか2回。それに付随して、カメラが好きです。下手のよこづきでたくさん持っていますが腕はいまいちです。ほかには、温泉が好きで、若いころから国内で学会があると、その土地の有名な温泉に入っています。九州から北海道、だいたい有名な温泉地は網羅しています。函館では普段、休みの日は、午前中に『花の湯』に行っています。

海外旅行でまだいったことがない大陸は、中南米だけです。アジア、アフリカ、ヨーロッパ、ロシア、北アメリカ、ハワイ、オーストリア、ニュージーランドは行きました。特に思い出深いのはエジプトです。ビラミットの雄大さは、行ってみて、スケールの大きさには感動します。ひとつの石の大きさは、人間の背より高い。世界遺産を制覇したいですね。

好きなもの・嫌いなものは何ですか?

食べ物では好き嫌いなく、何でも食べます。特に、魚、寿司は好んで食べます。動物は犬が大好きですね。家に、ダックスフンドのカニーヘン(ダックスフンド中で一番小さな種類)を飼っています。今では、愛犬は14歳になって老犬となりました。本は、何でも読みますが、特に日本の歴史、司馬遼太郎(代表作に『竜馬がゆく』『燃えよ剣』『国盗り物語』『坂の上の雲』など多くがあり、戦国・幕末・明治を扱った作品が多い)の作品を1年半くらいかけ8割くらい読みました。医者というのは、医学以外に関しては視野が狭いですから、日本も含め世界の動きを常に見ていなければならない。新聞だけでは足りない。文芸春秋とか、週間エコノミスト(経済や外交、社会問題について、専門家による緻密な情報と鋭い分析を届ける)などを読むようにしています。きらいなものは、争いごとと戦争です。

医師を目指したきっかけは?

医師を目指したきっかけは、小学校1年の時に自分の父親が結核になり、手術を含めて2年間くらい療養生活をしました。家の中に病人がいると暗くなります。そういうのが、ずっと頭の片隅に残っていて、高校3年の受験の時、医学部進学を決めました。外科系を選んだのは、同級生が勝手に北大第2外科に入局すると名前を書いてしまい、行かざるを得なくなったからです。

医師をする上で大切にしていることは、日本武道でいう『心技体』。患者さんをみるうえでは、研ぎ澄まされた落ち着いた精神、体力・気力、培われた技術とか、勉強して習得した技術とか、全部合わせて、一人の患者を診ていく、それらがそろっていないと患者さんを診れません。相手は心と体を持った人間ですら、自らの心も体も健康でないと診れないと思っています。
外科医で、麻酔をかけて、皮膚切開から縫合して皮膚を閉じるまで手術の流れがある、精神的に安定していないと、落ち着いて手術ができない。心も体も研ぎ澄まされた状態でないと、患者さんを診れない。

うまくいけば、外科医はやりがいがあります。しかし時には、うまくいかないこともあります。そういう時にどう対応したらいいのか、患者さんや家族に対し、自分のやったことが正しかったのか、悩みます。ほとんどの外科医は、そういう経験があると思う1000例手術し1000例とも順調にいく医師はいないはず。だからこそ、『心技体』の武士道の精神と日々の研鑽を積むことが大切になります。

今後かなえたいこと

まだ行ったことのない所、海外でいうとペルー、マチュ・ピチュ(インカ帝国の遺跡)・・・それから南アフリカの自然動物園、インド、ミヤンマーに行ってみたい。時間が許せば行きたい。

院長から職員に向けて

こちらの病院にきて3年たちました。みなさん、非常にモチベーションが高いと感じています。それは、講習会、学会、研究会、勉強会の参加が非常に多い。それから、報告書もきちんと書いてきて、それらを病院・医療にきちんと還元できるようお願いしたい。プライドをもって仕事をしていただきたい。

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