以前は比較的長期に入院してリハビリを受けられる時代でしたが、これからは可能な限り早期に住み慣れた地域に戻ることが求められる時代となっていきます。そうなったら、「退院したけどもっとリハビリを継続したい」「今のままでは家での生活が不安だ」こうした思いをする方々が多くなってしまうことが予想されます。

このような方々を支援するために、今回紹介させていただく通所リハビリや訪問リハビリというサービスがあります。
通所リハビリは、ご自宅まで送迎バスが伺い、施設で専門的なリハビリを受けることが出来ます。施設によりサービス内容や提供時間は様々ですので、事前に確認することが必要です。訪問リハビリは、ご自宅でリハビリを受けられるサービスであり、病気の影響により外出が困難な方が原則として対象となります。当院ではこれら両方のサービスを提供しており、共に理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリハビリ３職種を配置した体制を整備しています。

また、当院に入院されている患者さまに関しては、入院時からの連携を通じて、退院後も安心してサービスを受けられる体制を整えております。利用に関しての問い合わせは、担当ケアマネジャーや地域包括支援センター、当院リハビリスタッフまでお気軽にお問い合わせ下さい。

（文：在宅リハビリテーション課長　　寺田昌弘）