和(なごみ)ブログNAGOMI BLOG

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胃カメラ・大腸カメラを受けてみませんか?

最近胃の調子が悪い。げっぷが出る。胸やけがする。
ピロリ菌ってよく聞くけど、私にはいるのだろうか?
また、便がスムーズに出ない、便が細い、黒っぽいけど、これって大丈夫なの?など、悩んでいる方、いらっしゃいませんか?

ここ最近の研究で、胃の内視鏡検査は胃がんの死亡率を減少させる効果があると判断されたことから、平成28年度から対策型検診としても推奨されるようになって来ました。さらにこの胃がんに、ピロリ菌という細菌が大きく関わっていることもわかってきました。TVでもたまに<ピロリ菌>という言葉を耳にすることがあると思います。ピロリ菌に長く感染した状態が続くと、胃粘膜に炎症が起こり、これが加齢に伴い萎縮性胃炎をもたらすと考えられています。ピロリ菌を除菌することで、萎縮や胃炎が改善し、その結果、胃潰瘍、十二指腸潰瘍のほか胃がんの発生も抑えられるともわかってきました。

そこで胃カメラの方法なのですが、口からカメラを挿入するか、鼻からカメラを挿入するか、どちらかを選択することになります。どちらもメリット、デメリットがありますが、歯磨きでもオエっとする方は鼻からのカメラのほうが、舌の上をカメラが通過しないため、多少ラクかもしれません。ちなみに当院で使用する鼻用のカメラの太さは5.4ミリです。
口用のカメラは鼻用のカメラのおよそ二倍の太さになります。しかしその分、明るさも十分で胃の粘膜をよく観察できます。
ここでどちらを選択するか迷うところだと思いますが、症状に合わせて、気になるから検査してもらおう、などそれぞれの考えをお聞きした上で選択出来ますのでお気軽に相談してください。決してラクな検査ではありませんが、実際の検査の際、少しでも辛さや不安を和らげることが出来るよう、ちょっとしたコツもお伝え出来ますよ!

大腸の内視鏡検査についてですが、大腸と聞いてまず最初に連想するのが大腸がんだと思います。食生活の欧米化によって増加傾向にあるといわれています。動物性の脂肪を摂ると、消化を助けるために胆汁酸が多く分泌され、その時に発生する物質の中に発がん性物質があり、大腸の粘膜にがんが発生すると考えられています。大腸がんにかかる割合は、40歳代から増加し始め、50歳代で加速し、高齢になるほど高くなります。

しかしこの病気も早期の発見により、開腹手術をすることなく、大腸カメラで取り去ることが出来るようになってきました。開腹手術に比べて切除部位が小さく、出血、痛みが少ないため体への負担は格段に少ないことが大きなメリットです。

大腸カメラを受けるときの流れですが、大腸をよく観察するために腸の中を空っぽにする必要があります。検査前日から食事の調整、便の排泄のための下剤を内服します。この処置が皆さん辛いとおっしゃいます。飲んでいただく下剤はスポーツドリンクのような味をしています。これを決められた時間で飲んで、検査に備えます。
この検査もラクではありませんが、大腸カメラの経験豊富な当院の医師が検査を行いますので、安心して検査を受けられます。
毎日不安な思いを抱えている方、ちょっと勇気を出して内視鏡検査を受けてみませんか?病気が何もなければ安心できます。病気が見つかっても早期のものであれば、すぐに社会復帰が可能です。
内視鏡スタッフ一同、皆さまの来院をお待ちしています!

(文:消化器内視鏡技師 植松看護師)

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