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職員のインフルエンザ予防接種が始まりました

インフルエンザは、インフルエンザウイルスを病原体とする急性の呼吸器感染症です。

日本でのインフルエンザの流行は、例年11月下旬から12月上旬にかけて始まり、1月下旬から2月上旬にピークを迎え、3月頃まで続きます。

しかし、今シーズンのインフルエンザは、例年よりも2ヶ月程度早く流行しています。

 

インフルエンザは、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、全身倦怠感などの症状が突然現れるのが特徴です。

当院では、職員がインフルエンザに罹患したときは「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日を経過するまで休業とする」と就業制限することが感染対策マニュアルに定められています。

 

インフルエンザの予防には、予防接種をすることで、感染後に発症する可能性を低減させる効果と、インフルエンザにかかったときの重症化の防止を期待することができます。予防接種を受けてから抗体ができるまで約2週間かかり、効果は5ヶ月間持続します。

 

医療従事者が予防接種をする理由として、患者さまと接する機会が多いため、インフルエンザに感染するリスクは他の職業と比べて高い可能性があり、また高齢者や免疫力が低下した患者さまへインフルエンザを感染させないためです。

もちろん、予防接種の効果は100%ではなく、予防接種を受けてもインフルエンザにかかることもあります。少しでもインフルエンザを「うつさない、うつされない」ために、当院では卵アレルギーなど医学的な理由で予防接種が不可能な職員を除き、ほぼ全員が予防接種を受けています。

 

(文:感染管理認定看護師 上野)

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