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秋と言えば…

こんにちは。朝晩の冷え込みが身体に応える季節になってきました。ところでみなさんは秋と言えば何を連想するでしょうか。食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋、読書の秋・・・様々ありますが、私にとっての秋は「食欲の秋」。したがって私の体重は日々順調に増加しております。そして毎年この季節になるとダイエット商品に手を出してしまい、買ってからは後悔を繰り返すのです。みなさんもこのような経験はありませんか?・・・おそらく私だけでしょうね(笑)
そこで今年は「芸術の秋」に着目してみました。(←やはりダイエットする気がない)。

先日、札幌の勉強会に参加してきたのですが、時間に余裕もあったので近くの美術館に立ち寄り“エッシャー展”を観覧してきました。聞き覚えのない名前ですが、“だまし絵”で有名な画家です。彼の作品の特徴は、現実にはありえない錯視的空間を精密に描いております。

    

(出典:WikiArt – M.C. Escher

左側の「水路」は見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。水が循環していますが、よく見るとありえないですね。中央の「階段」も有名です。少し見づらいですが螺旋状の階段が永遠に続いています。右側の絵は、一瞬だけでは特に違和感なく見えますが、上階と下階がありえない連結をしており、柱の遠近感もおかしなことになっています。不思議ですよね!しかし、よ~く考えてみてください。そもそも絵は2次元なので何も不思議なことは起きていないのです。問題は人間の脳にあります。人間は3次元の世界で生きているので、平面であっても立体的に見ることができるよう脳が発達しました。したがって、平面を立体的に認識しようと補正するのです。奥行感や遠近感なども脳が勝手に作り出しているわけですね。そのほうが脳にとっては都合が良いらしいのです。つまり、「錯視」は、このような脳の特性を利用しているのです。この他にも多数の錯視絵が展示されており、私の脳はすっかり騙されてしまいました。改めて人間の脳の複雑さを体感。
そして、ある日お風呂に入ろうとした時のことです。ふと鏡に映った自分のお腹に目をやると、ありえない構造をしていましたが、錯視ではなく現実でした(笑)
(文:理学療法士主任 渡邉)

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